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水平感覚の。。。あれこれ! ③

今日からはより深く水平感覚が要求される重要さを知っていただくために、

各競技に分けて説明します。

競技の中でも移動速度が速いほど精度の高い絶対的水平感覚が必要になります。

もっとも高速で移動する競技には、

ファイル 76-1.jpg
(和歌山利宏さん)

オートバイのレースがあります。

サーキットのコーナーを高速で走り抜けるGPライダー。

さて、どこに水平感覚が必要なのか?

上の写真、バイクをコーナー内側へ大きく傾けてもライダーの頭はカンペルラインで垂直位を保っています。

彼らは絶対水平感覚を駆使して高速でコーナーを攻めていきます。

ライダーは単にバイクを早く走らせるだけでなく、タイヤやマシーンにかかる負担も最小限に抑える必要があります。

刻々と変わる路面状況にも対応しながら大小様々なコーナーを駆け抜けていきます。

コーナーリングは速度が速ければそれだけ大きな遠心力お受け車体には起き上がろうとする力が働きます。

それを重心移動させる事でコーナーの内側方向へ車体を傾けていきます。

単に車体を傾けるだけではタイヤのグリップには限界が生じます。

そこでライダーが姿勢を変え更にコーナーの内側へ重心を移動させる事でよりタイトなコーナーも高速で駆け抜けることができます。

この絶対的水平感覚により頭部を垂直に保つカンペルラインで素早くスムーズな重心の切り返しを可能にするだけでなく、

ライダーの姿勢を変えるための体力の消耗を抑えることもできます。

●もっとも移動速度の速い競技のオートバイレース、1つ間違えば命に関わります。

そのギリギリの感覚で戦うには単に頭を水平に置くという事ではなく、

重心を操る繊細な絶対的水平感覚を保つ為のカンペルラインなんです。

次回は他の競技で説明しますね。

水平感覚の。。。あれこれ!②

水平感覚を語る前に、、まずは紹介したいものがあります。

● 剣豪 宮本武蔵が著した 『五輪書』

『五輪書』とは宮本武蔵が自分の言葉で武芸を記したものです。

この『五輪書』の中に、

「 鼻すじ直にして、少し頤(おとがい)を出す心なり」

と書かれているものがあります。

下の図

ファイル 75-1.jpg
フランクフルト平面

ファイル 75-2.jpg
カンペル平面

このフランクフルト平面、カンペル平面は歯学の噛み合わせなどで用いられる用語ですが、

これらの用語をフランクフルトライン、カンペルラインとして使い運動動作を最初に説いたのは師匠の小山田良治です。

最近巷では、これらのラインの用語を用いて形にするだけで良しとする指導をされている方がいるそうですが、、

何をもってして地面と水平にしているのか??

顎を上げるだけで良いのか?

深く理解せず形だけの指導では体を固めるだけで運動能力が低下するのは言うまでもありません。

あえて、宮本武蔵の『五輪書』を用いている事でその内容が深いことは理解して頂けると思いますが。。。

あなたは、フランクフルトライン、カンペルライン、普段どちらの顔で動いていますか?

続きは明日。。。

水平感覚の。。。あれこれ!①

以前、共通の基準の。。。あれこれ!で、

ファイル 74-1.jpg

この画を載せました。
http://www.5-tai.com/5-do/blog/diary.cgi?no=47

ここでの答えは、、

私たち誰もが感じている共通の力!すなわち重力。

この共通の基準とは、重力の向きです。

スポーツ選手にとって技術向上は永遠のテーマですよね。

この技術向上に重要とされる" 感覚 " 物事の感じ方や味わいなども感覚と呼ばれています。

今回からは、その感覚の中でも絶対に必要な水平感覚の話です。

私たちは重力の中で生活しています。

生活の中での水平とは重力と直角に交わった方向のことで、生活の中では目線を水平に保つことは当たり前のように感じています。

話を進める前に体には感覚を感じる感覚器があることを覚えておいて下さい。

感覚器とは外界からの刺激を感じ取り神経系に伝える器官のことで、

● 視覚
● 聴覚
● 味覚
● 嗅覚
● 触覚

があり 「 五感 」とも呼ばれます。

一流選手の持つ技術の裏側にはこれら感覚器が大きく影響していると思われます。

これが基本的な感覚器のお話。

ここに、誰もが感じている共通の基準、重力の向きも頭に入れておいてください。

以上のことを頭に入れて頂き、水平感覚の続きはまた明日から。。。

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